まち活マガジン 2020年1月号(No.9)

まち活マガジン 2020年1月号(No.9)
 特集 : ゆったりした時間を子どもたちと。
 まち活掲示板 : 毛利衛飛行士の「宇宙実験」
 あびこのおいしいみーつけた : 「洋菓子の店 Fleur(フルール)」
 つなぐひと : 子育てしやすいまち、我孫子

  

ゆったりした時間を
子どもたちと。

親子でほっとできる場所がある。
「ゆったりでいいよ」「のんびりいこう」「大丈夫!私がいるよ」
と言って、子育てに寄り添ってくれる人がいる。
我孫子は、子育てしやすいまち。
「子育てしやすいまち」にしたい人が集まるまち。

  

できる最善のことをやり続ける

子どもとその家族の笑顔のために。続けてこられたのは、楽しいから。自分のできる最善のことをするために。育てで孤立しない環境づくりをこれからも。

 我孫子で子ども達に関わる活動を14年以上続けている深津祥子(ふかつ さちこ)さん。その活動のきっかけと、これまでを振り返って、活動を続けてこられた思いをお聞きしました。
ー様々な活動に関わっていらっしゃいますが、市民活動に関わるきっかけは何だったのでしょうか。
 我孫子に引っ越してきた22年前なのですが、引っ越してきたばかりの頃は周りに知り合いがいなかったんです。でも、ご近所の方が「お母さんたちが集まって何かやっているところがあるみたいだよ。」と教えてくれて「QPキッズ」という親子サークルを知りました。
 「QPキッズ」というのは、第2子、第3子の子どもを外で遊ばせようとママが立ち上げた団体です。私は、第1子のときにサークルに入ったのですが、第2子、第3子のときには運営側として活動を行っていきました。そのリーダーだった人が「あびこ子どもネットワーク(◆1)」を作ったのが、今の活動の始まりでしたね。QPキッズは働くお母さんが増えて今はもうないですが、ずいぶんと長くこの活動をやっていました。
ー長い活動のひとつに「バンビーノ◆2」がありますが、そちらはどのように作られたのですか?
 自分の子どもが全員小学校に上がったときに、保育免許を持っているお母さんと一緒に「バンビーノ」を立ち上げました。最初立ち上げたときには、我孫子市にはあまり遊ぶ広場がなかったんです。子ども達が親子で遊んだり、子どもをちょっと預けるところがほしいよね、という声もあり、仲間達で「バンビーノ」を作ろうとなりました。
ーご自身がリーダーとなってまで、団体を立ち上げたのは何故ですか。
 必要だと思ったからですね。自分がそう思っていたし、周りの声もありました。働いている人は保育園があるでしょ。でも、働いていないお母さんが子どもをちょっと預けるところってなかったんですよね。そういう場所が必要だなと思ったわけです。何かをゼロから立ち上げることに興味があったわけではなく、QPキッズでの経験がつながっていると思います。
ー他にどんな活動に関わってきたのですか?
 毎年10月にアビスタで行われる「あびこ子どもまつり」の事務局に長年携わってきました。子育て支援として「スマイル・ママ」や、子育て応援プロジェクト「ハピネスト」も立ち上げました。「あびこ少年少女合唱団」の立ち上げにも関わりましたね。あびこ子どもネットワークでの経験もあり、立ち上げに慣れていったんだと思います。市役所にも相談しやすかったですし、どこに聞けばいいのかも経験の中で身についていったと思います。一緒に「バンビーノ」の活動をしていたメンバーは6人くらいいました。しかし、お金を稼ぐ活動ではないので、それぞれが仕事を始めたり、保育園で働く人が多くなり、人数は減っていきました。今は私と、お手伝いをしてくれるスタッフさんがいます。今、私の周りでも働いていないお母さんはほとんどいないですね。

あびこ子どもネットワーク
ジュニアスタッフクラブの子ども達
深津さん

ーメンバーは減ってもやり続けている理由はなんですか。
 やっぱり必要だと思っているからです。ずーっと通い続けてくれる子もいますし、兄弟みんな来た子もいる。必要であるというのがわかるからやり続けているのかな。来てくれる人は、「~さんから聞いてきました。」という人が多く、人から口伝えに聞いて、私のところにやってくることが多いです。子どもを預ける理由はさまざまあります。仕事をしているだけではなく、勉強したり、買い物へ行ったり、リフレッシュしたかったり。そんな時にちょこっと預けられる場所がまだまだ必要だと感じるので活動を続けています。
ー長く続けていくために、組織をしっかり作ったり、団体を大きくしなきゃと思いがちですが、そうではないんですね。
 長く続けてこられたのは、自由だからだと思う。まったくの民間だから、お母さんとの関係性の中でできるから続けてこられました。あと、楽しくなきゃね。大きく組織化、仕組み化していくと、報告書だとか、書類の整理だとか、やりたいこと意外のことに手がかかるようになってしまい、楽しくなくなってくるけど、自由だからこそ、この子に助けが必要だ!と思ったら、そこへ行く。時間も場所も縛られないので、自分のできる限りのことをしたいんです。自分にできる最善のことをやりたいと思っているので、心配なことは、市や専門的な組織に相談して連携しますよ。本当に必要な支援が、行政だけではなかなか届けられなかったりますよね。そこをつなぐのも自由な立場で関われるからこその、私の強みかな。
ー今後は活動をどのように展開していきたいと考えていますか?
 大変だけどみなさんが助けてくださる。親子の笑顔が見られる。それが一番の励みです。いままでひと月に大体のべ30名くらい、年間300~400名くらいの親子と関わってきました。夫や子ども、家族の理解もあったから続けてこられたと思います。食卓で、「あの子どうしているかね」という話になったりします。楽しく続けられる限り、必要としている親子のところに行きたいと思っています。
ー今、子育てをしている人に伝えたいことはありますか?

 子どもに多くを押し付けないでほしいかな。今の子どもはあっぷあっぷしていると思う。自分の経験もあるけれど、子どもに多くを望みすぎても、思い通りにはならない(笑)子どもが自分で選択できる力を育ててほしいと思う。「ゆったりすごす」時間を大事にしてほしいな。我孫子には「みんなが平等に育てられる環境」があると思っているので、これからも地域の大人との関わりをもってくれるといいのかなと思います。

 本当に必要としている人のために、垣根を越えて動く。その柔軟さと寛容さに心が温かくなると同時に、わくわくも感じました。深津さんのような人がいることで、我孫子に暮らしたい人が増えていくのではないかと思います。

◆1:あびこ子どもネットワーク/ジュニアスタッフクラブ
 子どもの社会参画を目指して設立。お祭りなどの子どもが自分達で考えて、企画し、他の子どもたちと楽しむ活動をしています。
 http://abikkonet.g1.xrea.com/

◆2:バンビーノ
 子育て支援スペースを運営。スタッフの都合が合えば、託児をお願いすることもできます。(市との共催事業「スマイル・ママ/毎月第4火曜日/にこにこ広場(アビイクオーレ2階)」にて短時間託児も行っています。)

◆1、◆2ともに、お問い合わせ先はこちらまで
電話 090-5315-6580

  

日常にそっと寄り添うスイーツ「洋菓子の店 Fleur(フルール)」

 湖北駅南口にある、フランスのお菓子屋さんの雰囲気をまとった「洋菓子の店 フルール」。エントランスには花が植えられ、店内の洒落た装飾やギフトセットに、大人も子供も心が躍る。特に季節のフルーツタルトが、私の目と心と胃袋を射抜く。中でも4月~10月頃まで販売されるオレンジタルトが大好物。つやつやのバレンシアオレンジを一房一房手剥きする手間を経た逸品だ。冬の定番は、契約農家のイチゴを使った「ベリーのタルト」だそうだ。
そ・し・て! ショーケースの上で売られているバターたっぷりのクロワッサンも買わずにはいられない。売り切れていることも多いので、店の外から目視で在庫を確かめてから入店することもある。入口付近には袋詰めの無添加クッキーがずらっと並び、その中でも、フロマージュ・オニオンが私のお気に入りだ。ワインのお供にもなるんじゃないかしら。最近、ノンアルコールウメッシュしか、飲んでないけれど(涙)。
 店主の斉藤良子さん曰く、甘さ控えめと添加物不使用をモットーにしていて、ベースとなる小麦粉、卵、砂糖、バターはすべて国産製品を使っているそうだ。華美ではないけれど、素朴なものは、毎日の暮らしにそっと寄り添う。疲れた時や嬉しい時、そして大事な人が来る時、「フルールのお菓子が食べたいな」と思うのである。

食べるライター 片岡綾
2017年末に流山市から我孫子市に転居。
おいしいものを探して自転車で街を駆け巡る日々の中、
我孫子の食の豊かさに開眼。「食べるために生きる」
がモットーの40代一児の母。

  

中学生発! 理科のうた
☆無重力 オレンジジュースが 丸く浮く ゼリーみたいに 固形に見えた
☆ 宇宙では おしくらまんじゅう 2人とも あっちへ行ったり こっちへ来たり
☆ 宇宙では 欠かせぬ生命維持装置 地球で未熟児 救っています
毛利衛飛行士の「宇宙実験」
撰 : サイエンスクラブ”これからっと”小松

  

 私は我孫子に住んでいませんが、今回、深津さんのお話と、我孫子に子どもたちが活動できる場があることを今回お聞きして、「我孫子に暮らすって、子育てしやすそうでうらやましいな、いいな」と思いました。「子育てしやすいまちにしたい」「親子のために何かできることをしたい」と思っている人を身近に感じられることが、「子育てしやすいまち」を作るのだなと感じました。(野際)

まち活マガジン あびこ市民活動ステーション情報紙 No.9 2020年1月号
発行日:2020年1月1日 発行元:あびこ市民活動ステーション(指定管理者:㈱東京ドームファシリティーズ)
情報紙制作監修:『gente(ヘンテ)』編集長 大澤元貴

 

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このページは、「まち活マガジン2020年1月号」を、ホームページ用にリメイクして載せたものです。
印刷版の画像は、以下からご覧いただけます。